ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.40

Either Way / Zoot Sims & Al Cohn

何気なくネットを眺めていたらあるブログにたどり着いた。オーディオ・プロショップのブログでありターンテーブル専門業者。またジャズレコード・コレクターであることを知りブログを最初から読ませていただいた。読んでいると僕と同じくらいからレコードコレクションを始められて、当時の行動範囲も同じでなので何処かでお会いしているかもしれない。その中でズートのレコード評価でステレオの方が良い!と書かれているので早速レコード棚から取り出し聴き比べ。見逃していたなぁ〜 ステレオ好きな僕としては失敗。ずいぶん前に購入していてその後気にも留めなかったレコード。おそらくモノラルはステレオミックスだろうが音は悪くない。だが、ステレオの方が自然のバランスで聞きやすい。聴き比べをしているうちに、このステレオレコードを評価していなかった理由を思い出した。このレコードには男性ヴォーカル( セシル・コリアー) が3曲参加しているが、このステレオ(配置)音場?が良くない。片側のスピーカーから流れる歌声に違和感、とても不自然だ。これがネックになっていて気にも留めなかったのだろう。しかしヴォーカル曲以外のステレオ感は実に気持ち良い。このような見逃しているステレオレコードが棚の中にはまだあるのだろうな。

※基本的にはプロショップのブログでの音質評価は余り信じていない。売らねばならないという心理が働くのであろう…このショップのブログもそのほとんどが宣伝であるのは仕方がないか ( 2014/3/7 )

ダイレクト・カッティング・ディスク

以前日本企画のダイレクトカッティングディスクを集めようと思った時期があった。しかし途中で断念してしまった。ダイレクトカッティングは一発撮りということで現場の緊張感そのまま、しかも音質最高ということでオーディオマニアの心をくすぐる。確かに極端にバックノイズが少なく全体的にクリアーで音もクッキリとして細かい音まで聞き取れる。実際に誰が聴いても良い音だと感じるが、他の優秀録音とされているレコードと比べると何か違和感を感じていた。音が硬い。どのダイレクトカッティングディスクを聞いて見ても同じような硬質の音質。耳が疲れて何回も続けて聞けないのだ。後に分かったことだが、製品になるとレコードは硬質な音になるため、エンジニアたちは経験から柔らかい音質に調整してレコードを作るそうだ。なるほど、マイクから直接カッティングとなると全て似たような硬質な音質になる理由が分かった。僕の長年の違和感が理解できてからダイレクトカッティングディスクに興味がなくなったという訳だ。ただし、ダイレクトカッティングディスクを全て聞いたわけではないので話半分かもしれません。

さて、久々に聴いてみようと思うが、箱の中を探すのが面倒なので散歩がてらに新宿、渋谷、池袋と1日歩いて12枚見つけた。クリアーな音質と言っても演奏内容が伴うわけでもないので価格も当然のように安い。モダン系7枚フュージョン系4枚ヴォーカル1枚。フュージョン系はモダンに比べ余り違和感はなく聞けるが、僕的に面白くないので除外。モダン系では全体バランスが悪いものもあり、やはりダイレクトカッティングディスクはそこ難しいのかな。入手した中で良いと思ったのは3枚だけ。

チュニジアの夜 / アート・ブレイキー

日本人好みの内容で音質もハッキリクッキリで一音一音飛び出してくるが、少し耳が痛いかな?でもこの人はやはり一流だ。オーディオ的にこのレコードはお勧め。

ザ・スリー TAKE2

説明不要。ダイレクトカッティングディスクの標準的な存在だと思う。

スーパータッチ / 有馬すすむ

ピアノ・ソロ。この人のことはよく知らないが聞いてビックリ!
ダイレクトカッティングディスクの硬質な音質にピアノのタッチがピッタリ。硬質のピアノの音がここまで合うと逆に気持ち良いから不思議だ。

76〜80年頃のダイレクトカッティングディスクはオーディオマニアが人を驚かすくらいのレコードで頻繁に聴くことはないと思うが良質なレコードを2、3枚持っていれば十分な気がする。 ( 2014/3/20 )
“俺のオーディオ”という本

本屋に行くと“俺のオーディオ”という本が置いてあった。寺島大先生の本は読んだことはないが、表紙がカッコ良く思わず手にとってパラパラめくる。内容はないが文章は面白いと聞いていたので、寺島大先生の本一冊くらい読んでみるか?と、めくるとp.149で『 RUSS PROCOPE 』の2ndラベルがオリジナルと記載されていて、とたんに読む気が無くなった。金を取って読ませるのだったら、キチンと調べてから記載しろよ!←テキトウなヤツほどこのようなことを言う。
ちなみにオリジナルはエンジラベルと言われているが ... 金を取っていない僕がテキトウなことを書いても良いということはないが ... まっ どうでもいいか。
※寺島大先生は(自称)オーディオ評論家であるとともに(自称)大レコードコレクターでもあるのだから、もしかすると文章を読んでないので記載写真をオリジナルとした理由があるのかもしれないが、写真だけで読む気が失せた本は初めてだ。 ( 2014/3/21 )

春ですね〜

レコードの話題ではないけれど、春ですね

ポカポカ陽気に誘われて都内を歩き回っている。歩く範囲は新宿から渋谷、池袋、秋葉原あたりをウロチョロしている。先日友人と神楽坂まで食事に行こうと靖国通りを歩いていると曙橋に小径自転車専門店があり、カワイイ自転車を見ていると中からご主人が…開店準備中で忙しいのに丁寧に説明してくれたBIKE FRIDAY TIKIT。驚くことに5秒で降りたため、展開できる。2人で良いよねと言いながら神楽坂で食事。その後秋葉原まで歩き、どうしても気になるので再び曙橋へ、今度は奥さんが説明。その場で見積もり。後日体型を測って発注ということになった。この小径自転車は販売している店舗が全国で4店舗(リコールがあり現在は1店舗らしい)。全国から買いに来るというので飛び込みでの購入は非常に珍しいとのこと。完全オーダーメイドでアメリカから空輸。ゴールデンウィークには間に合うかも。オプションなどを付けるとロードバイク価格かな。まぁ、いいか( 2014/3/28 )

余暇

週末ユニオンセールには行くが買い物がない。ゴールデンウィークまでは大物は出さないにせよここ最近ユニオンの出品物は元気がない。昨日も新宿ではUS買い付け盤が多数出ていたが、何時ものようにUS買い付け盤は難ありばかり…ということで暇な時間はブルーレイで最新映画を楽しむか、名盤と言われているレコードをじっくりと味わっている。ジャズ喫茶のようにジャケットを眺めながら音楽を楽しむことが昔からの癖で、スピーカーの近くに立て掛けることが多い。先日、新宿のユニオン・アクセサリー館で自立式のアクリル板レコード立てを見つけた。出し入れは面倒臭いが雰囲気的にはなかなか良い。レコード・アクセサリーはユニオンが充実していて痒いところに手が届くアクセサリーが多い。レコードジャケットを眺めながら楽しむ音楽はCDファンには理解できないだろう。5・60年代のレコードにはCDでは絶対に聞けない『』が存在するのも事実だが、調整が上手くいっていない機器で聞くのであればCD再生の方が良いことが多いのも事実。運が良ければCDファンの中にもレコードの“凄み”が理解できる人もいるかもしれない ( 2014/4/6 )

散歩がてらに飯田橋まで歩く
飯田橋外堀通り沿いの桜を毎年見に来る。千鳥ヶ淵の桜は有名だが、あれほどの人ごみの中で桜を見て楽しいのだろうか?美しいと思うのだろうか?僕には理解できないので、ここ10年くらいは飯田橋辺りで春を楽しんでいる。道沿いから坂をあがると旨いお店も多く昼間から、ちょいと一杯できるのもうれしい。裏道を入ると猫も春の日差しを浴びてうたた寝している。僕の花見は静かな場所ですぎてゆく ( 2014/4/6 )
あっという間にGW

毎年、ユニオンの年末とGWのバーゲンセールは凄いことになっていて買えないながら出品リストを見るだけでもワクワクするが、今年は様子が違うようだ ... 一言で言うと、元気がない?

ここ最近はJAZZ廃盤の動きが鈍くなり少しでも傷があると安くても売れない。EU盤などは綺麗でも売れなくなって買取など悲惨な状態。都内のコレクターも随分といなくなったようだ。いままでの異様な廃盤価格を見ていると一般のコレクターがいなくなるのも当然のように思える。

レコードは相変わらず聞いているが、高価すぎて『どうせ買えないや』とセールから遠ざかって、レコードなど、どうでも良い状態が続いている。GWはどう過ごそうか?思案中。一日は横浜周辺を自転車で回る予定だがyelpと食べログを参考に、美味しいお店を見つけたいなぁなどと、思っている。

さてレコードに話を戻すと、ライフワークとしてリバーサイドを蒐集していた。理由は簡単。一部の人気盤を除いて値段が安い。15年以上前のことだが、僕が夢中になっていた頃はほとんど5000円以下で入手している。(昔は餌箱に2〜3千円も出せばリバーサイドの8割は買えるくらい人気がなかったレーベルでもある。)あとはゲテモノ類?を買えばコンプリート近くなるが蒐集は完了している。

3大レーベルの中では人気がないが、ブルーノートやプレスティージRVGの男性的な音に対してリバーサイドには女性を感じる。その繊細な音に魅力があり、独特の透明感もRVGにはない世界だ。しかし、欠点もある。繊細で透明感のある音質が災いしてバックノイズを拾いやすい。ピアノソロの『 himself 』など何枚取り替えたことだろう。それこそリバーサイドをコンプリートするよりも難しいかもしれない。蒐集の魅力。演奏者のコンプリート、特定レーベルのコンプリートなどが基本ではあるが、僕みたいにレコード本体完璧な状態を求めているのは少数派かな?レコード蒐集に興味は薄れているので頻繁にレコードを購入することは少ないが、既に今後鑑賞できる限界枚数を超えているので、どう活用するか?活用できるのか?思案中 (2014/4/20 )

ジャズにはコーヒーが似合う?

ジャズ喫茶店で苦いコーヒーを頼み、難しそうな顔をしてジャズ喫茶で何時間も粘る。タバコが煙るむさ苦しい空間で大人を演じる子供が僕だった。やがて、大人には誰でもなれることを知ってタバコも辞めた。大人と言われてから随分と時間が経ったが、変わったのは、お金を稼いで食うために生活することくらい。お金を稼ぐため皆、大人らしく振舞っているだけ。考え方は子供の時のまま、自分の子供に説教などできるはずもなく、説教している自分が恥ずかしい。

ジャズ喫茶の感覚が今でも残っているのか、部屋でジャズを聞く時にはコーヒーが欠かせない。いろいろ工夫してコーヒーを入れてきたが、面倒臭がり屋の僕にピッタリなコーヒーマシンを1年くらい使っていて、飽きずに1日2〜3杯は飲み続けている。何しろ水を用意するだけで、すぐにそこそこ美味しいコーヒーが飲めて、片付ける必要もない。そしてコーヒー片手にジャズを聴きながら大人を演出する … そう、僕にとっての大人は金を稼ぐため、ジャズを聞くためだけの大人の演出でしかない。やりたいことをやって稼げれば問題ないが、ほとんどの人が、そのようにできないから大人になる?いや、ならなければならない。

女性は違う。子供ができると、ほとんどが母=大人になる。子供のような考えが消えてしまうのだ。男の放任主義など態の良い責任逃れでしかない。そう、母は責任逃れが出来ないのだ。
子供の趣味としか思えないオーディオや、レコード蒐集。子供だからやめられないのは当然か。男は都合の良い生き物だ。

GW初日のセールで新宿、御茶ノ水と久々にハシゴしたが特に欲しい物はナシ。開店前にも以前のような混み方ではない。少し混んだ普通のセールと言った感じ。廃盤が1枚数万、人気盤など十万以上 !(◎_◎;) が当たり前では仕方ないか… 高くなったもんだ。
手ぶらで帰るのも悔しいので、JAZZ TOKYOで1枚だけ購入。BOOKER ERVIN / THE TRANCE 、カットアウトで2千円台。盤がキレイなので買ったがGWセールはこれ一枚でおしまい?って事はないだろうな。( 2014/4/26 )

GWセール  27日 〜 御茶ノ水駅前店

10:25に起床、ヤバイと思い自動車に飛び乗り新宿から御茶ノ水まで。道路は車が数台という盆、正月以外考えられないくらい空いていて、11時5分前には到着。既に5、6人並んでいた。お目当てはARGOのJG、スプリットジャケットの付属のシングル。サンプラーEPが付属しているかどうか不明だが確かめに行かねばと … そういうわけだ。

JGスプリットジャケットは2枚所有しているがEPは付属していない。以前セールでEP付きのシングルジャケットを見たが1万という値段にビビりやめてしまった。それ以来全然縁がない。今回運良く検盤出来たが予想通りEPナシ。

ガッカリしてもう一度エサ箱を見るとEPだけ別に売っているではないか!状態はイマイチだが800円台。ラッキー

気分が良くなったところで、BEN WEBSTER MEETS O.PETERSONとTHE CAT WALK / D.BYRDを一緒に買ってしまった。

BEN WEBSTER MEETS O.PETERSON
このレコードはジャケットが綺麗なものが多く、ジャケットの紙質も2種類ある。中古センターでの価格はJAZZ TOKYO よりも2割以上安かった

THE CAT WALK / D.BYRD
最近STEREOシール付きのブルーノートが気になっていて、キレイで安ければ購入している。こちらは6千円台

さぁってと、GWセール後半はどうしようか?お金もないが、今回の販売リストは興味がないし〜 天気次第かな♪ ( 2014/4/27 )

催事場SALE

食べ歩き番組、散歩番組で紹介されたお店を参考に食べ歩いたことがあるが9割以上は美味しくなかった。紹介された何店舗かのお店の人に聞いたのだが、散歩番組では突然入った設定だが収録は平均3日間、前日にアポ、当日に芸人訪問、後日に残りの撮影らしい。でもさすが芸人だ。偶然入ったお店で美味いの連発!実に美味しそうに見える。それに釣られてノコノコ出かけて行く俺はバカだ。もうやめようと思ってもTVで見るご馳走は実に美味しく見える。近くだとまた行ってしまうのだろうな…

GWセールも後半、セールにめぼしいものもなく後半はパスと思っていたが、自転車が届いたので試運転がてらに、昨日3日は新宿〜お茶の水へとハシゴ。新宿JAZZ館、並んでいた人は10人位。開店時は一瞬壁の展示品がなくなるが、またすぐに壁に戻るのは最近の傾向。値段が時代にあっていないのか?プライスリーダーのユニオンの神通力も通じなくなっている…直ぐに新宿中古センターの日本人ジャズセールに。こちらもピークに比べ安くなっているが人は多いが一時よりも売れてはいない。そのまま、お茶の水のセールに…どこも同じでGWだからセールやってます!という感じで、デパートの催事場SALEとほぼ同じ感覚。当然活気がないと言うか売れてない。最近入ってきたコレクターも冷静になってきているのだろう。
とにかく、僕のGWセールはすでに終わっている。

新宿中古センターで高額廃盤に混じって餌箱に入っていた2千円以内のダイレクト・カッティング・ディスクだけ5枚ほど買ってきたが、録音が良いと感じたのは1枚だけ。ダイレクト・カッティングだから優秀録音とは限らない。最近、安ければ購入しているダイレクト・カッティング。中々当たりがない。 ( 2014/5/4 )
GW最終日

ようやく時間が空いたので自転車を自動車に詰め込んで横浜へ。中華街近くに駐車して自転車でゆっくりとみなとみらいへ。天気予報が外れ曇りで、そしてひたすら寒い。海風が身に沁みる。しかしさすがゴールデンウィーク。どこへ行っても人人人、赤レンガ倉庫などイベントで凄かった。

自転車での散歩をポタリングと言うらしいが、朝10時〜夕方4時頃までゆっくりと港の公園をポタリング。(iPhoneにモバイルバッテリーを繋いでサイクルナビ。これは思った以上使いやすい。)公園からそれて馬車道のユニオンに寄るのは病気かな?ユニオンも休日のせいか混んでいたが、連休セールの残骸を漁るも何もナシ。手ぶらで退散するのも悔しくて1枚購入。

最近、プレステージの紺ラベルがマイブーム。2〜3千円と安く、(時代的にも)この辺りのRVG録音はけっこう当たりがあるものが多い。もちろん可能な限りモノラルとステレオを聞き比べ楽しんでいる。関内ユニオン最終日セールで1割引で購入したこのステレオレコードはライブらしい空間を感じることが出来る。RVGとしては標準的な録音。
所有しているレコードがモノラルだと思って購入したが、棚にあったのは同じくステレオ盤でガッカリ

オーディオマニアの方やレコード初心者の方はジャズのオリジナル盤というと1枚何万、何十万もしてアホらしいとブログで見かけるが、それは一部の人気盤だけで8割以上は日本盤に毛の生えた価格で手に入る。音質を求める人なら安いオリジナル盤を探して見るのも面白いと思う。プレステージの紺ラベルでも良質のハードバップを聞かせてくれる秀作かつ優秀な録音の安価なオリジナル盤も多いと気づくはずだ。
…と、書きながら意味もなく、あるブログで読んだ『大人の事情で高値になっている廃盤』という文章をふと思い出した。

帰りは首都高。みなとみらいから新宿出口までノンストップは本当に久しぶり。( 2014/5/9 )

LORREAIN GELLER AT THE PIANO

先週、久々にユニオンのセールに並ぶ。高いだろうなぁ。まぁ買えなくても…と思い自転車で渋谷に。10時から整理券の配布と書いてあったが、5分前に到着するも誰も並んでいない。もう配り終えたのかな?と思い店内へ整理券をもらいに行くと、1番???
そうなると後は値段次第の『LORREAIN GELLER AT THE PIANO』。盤質はB+なので問題ないはず 〜 相場価格だと諦めなければ 〜 相場の6割だったら何とか 〜 ジャケが少し汚れているので安いかも 〜 よし!この値段以内なら買うぞ! 〜 などと1時間向かいのサンマルク(コーヒー屋)であれやこれやワルダクミ。
しかし予想に反して開店時も数人だけで至って紳士的にレコードを見ている状況。入店して、さて『LORREAIN GELLER AT THE PIANO』気になる表示価格は?
予想最低価格の 8割と、ラッキーと思いながら検盤。全く問題なし \(^o^)/

このレコード、縁がなく今まで買うに至っていない。コレクター初心者の頃に聞いた印象が悪い。録音が悪く音が気に入らない。考えてみれば54年録音で、しかもリハーサル音源。オリジナルといっても録音が優秀なわけがない。オリジナル初心者の頃、音が悪いだけで無視したわけだ。

パウエルじゃん!と思っていた。ところが、白人の女性でこの黒っぽさ驚異的と思ったのは 〜 ずいぶんと時間が経ったとき。しかも、力強いタッチだけではなく絶妙に女性を感じることのできる凄さ。聴き込むとパウエル似ではあるが全然違う。長年かけて迷盤から名盤になった数少ないレコード…逆は多い。
少し録音が悪いくらいなんだと思い始めた頃はもう遅い。綺麗なものが出てこないし、興味のない間にとてつもなく高額になってしまった買い時を逃したレコードでもある。複製品であるはずのレコード、5〜60年代のオリジナルとなると一期一会。逃したら後が長く、そして怖い。( 2014/5/16 )

DUAL PIANO JAZZ

先々週、新宿ユニオンジャズ館で絶版オーディオ雑誌セール。ステレオサウンド誌が2〜75号まで出るので朝一で行くが当然お客はいない。僕が持っていない残りの3冊を2500円でゲットし創刊号〜60号まで揃った。運が良かったのか全部で1万数千円。まぁ、こういう事もないとねレコード店を歩きまわらない。

レコードの方は全く欲しいものがなくなり興味薄。と、いうことで整理整頓に追われている。レコードを聞きながら整理整頓なので当然進まない。部屋のレコード棚に5000枚しか収められないので別室の5000枚を処分しようと奮闘するが改めて聞き直すと…これ、あそこで手に入れんただよな〜などと思い出が蘇る。1枚1枚鮮やかに過去が蘇るのだ。これではいつまで経っても処分ができない。一体どうすれば良いのか?

久々にカタチばかりのロードバイクに跨りお茶の水の週末セールへ。時間ギリギリに行くが8番目で、ユニオンも入荷が無いみたいで元気がない。特にコレといったものはなくて手ブラで帰るのも悔しいので1枚だけ抜いてきたのが『 DUAL PIANO JAZZ 』
このレコードは昔から値段が極端で4、5000円〜数万円まで評価が分かれる。値付する人の評価だが、このようなB級扱いのレコードはオークション価格を参考にしてもあまり意味がないだろう。安ければ売れる、高ければ売れない典型だろう。所有物が一発大きなキズがあるので表示B盤を6千円で入手し、ごく小さな砂キズがあったが、思ったとおり帰宅してフェアーチャイルドで聞くと全く問題なし。キズが出るか?出ないか?はコレクターの経験でしか判断できないだろう。
このレコード、編成がダブルピアノ+ベース、ドラムスなので密かにステレオ盤を探しているが出会ったことはない。想像するにステレオ盤のほうがより楽しく聞けるとモノラル盤を聞いていつも思う一枚。 ( 2014/6/1 )

・・・・・ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.41に続く・・・・・