ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.47

2016年 あけましておめでとうございます

どんなブームにも仕掛け人がいると思いませんか?

音質★★★★
廃盤レコードでも各分野ブームには必ず仕掛ける人がいる。しかも利害が一致するとメディアも参戦する
ジャズでも和ジャズ・ヨーロッパジャズ・オルガン・ファンクなどなどブームがあった
一例を挙げるとジャズオーディオ評論家の大先生が書き始めたジョニ・ジェイムスのブームは有名
ユニオンも参戦して盛り上がった
コレクターに相手にされなかった2〜3千円のオリジナル・レコードなどは1万を超えた
儲けたのは仕掛人だけである。
音質(★★★☆〜)★★★★
ヨーロッパ盤もブームになった時には面白くもない○流盤まで数万円
また、かつて僕のHPを見て価格が上がるレコードもあったのも事実。
僕のHPが注目されていた時には〇〇のレコードを取り上げてくれと頼まれたこともあった
やはり利用しようとしたのは業者
丁寧にお断りはしましたが...
CDも何でもかんでも廃盤扱いの時期があり考えられない値段で取引されていたのは
決して過去のことではない。
音質 ★★★〜★★★☆
超幻盤といわれる復刻レコードを全否定しているわけではない
特にヨーロッパの幻盤復刻は聴く機会も極端に少ないので貴重だし大変にありがたい
中には優秀盤・好盤も存在している。
ウルトラ幻盤と言われて数年前に復刻されたvol.33に登場する「WALTER STRERATH」
個人的にUS盤にはないヨーロッパ独特の研ぎ澄まされた感覚・パワー感
なにしろカッコイイ!
復刻LPが出たときには思わず買ってしまったほどだ

このレコードのオリジナルは200枚限定プレスって本当かな?オリジナルを意識してからは市場で4〜5回は見ているし僕自身2枚所有している。再発盤LPは最近見ないけど再発CDなどは値段があって無いような無茶苦茶安い。ハードバップの好盤であると思うけれど全然人気が無いのだろう。今オリジナルが出てきても無茶な値段は付けられないと思う
まだまだ聴いたことのないヨーロッパ幻盤は多数有ると思うが、幻と言われて発売される復刻レコードを聴いてオリジナルを意識するレコードは今のところ無いなぁ。と、独り言

音質 ★★★★〜

また今年も各分野、そしてジャズ界にもCD・レコードのブームが来るに違いない
踊らされるのはいつも弱者である買い手である
「一部のファンの間だけで聴かれていた・入手不可能だった超幻の」などのレコード帯は常套句
8〜9割は面白くないから売れなかっただけ輸入されなかっただけのこと

これから出そうな超幻盤、安心してください・売れてませんヨ!
などと、言ってみる

オーディオもなども含めて
メディアや偉い(そうな)評論家、また値段だけで判断するコレクターの言うことに踊らされず
自分の価値観でそのCD・レコード・オーディオが必要なものかどうか?判断してほしい
と、自分に言い聞かせる年の始めでございます。

※僕がまじめに更新しているときは部屋で音楽を聴きながら遊んでいるときです
上記の4枚はただいま聴きながらPCで、この文章を書いています

ユニオン年末セールの結果
31日は御茶ノ水に行く。9時前に着くがすでに11人・・・
最終的には40人近く並んでいたようだ
最初の数人は相変わらず凄い!
奪い取るってもんじゃない。まるで壁からジャケットを引き剥がすようだ
でもケンカもなく30分もすると皆落ち着く
さて、肝心な収穫をと言うと惨敗寸前
カレンダー価格には届かなかったけど
15%引きだし何か買わなければと、焦りやっと手にしたレコード

音質 ★★★(※ステレオ感???)※ステレオに聞こえない

放っておいたらいつの間にか値上がりして(昔の値段を知っていたらバカらしく)手が出せなかったレコード
値上がりの理由は未だ分からず、内容音質とも他のレッド・ガーランドと大差ないのになぁ?
では皆様、今年もユルヤカニやっていきますのでよろしくお願いいたします ( 2016/1/1 )

RIVERSIDE (RLPナンバーとRM・RSナンバー)

新年早々音楽を聴きまくっている。昨日ダイナミックのA氏が修理品を受け取りに来て「オーディオって不思議ですね。quad の安いアンプからこのような音楽が聴けるとは」と、一言。お世辞かもと思ったが少し嬉しかった。僕も久々【お・ん・が・く】浸っている。と、自慢話はここまで。

年始早々再発のアルバムを載せてしまった。「C.Addreley / Know what I mean?」である。ラベルがRM表示で、たしかに2nd。気がつかなかった。複数枚持っているはずなので調べてみたが、RLPナンバーが出てこない。この前後のモノラル盤はRLPなのでRMは再発。このようなポカが多いのは何も考えずに写真を撮っているかもしれないなぁ。「now what I mean?」のステレオ盤は出てきたので載せておくがRLPナンバーとRSナンバーとでは音質が若干違う。ウッカリしていたがリバーサイドは2ndになると音質が劣るものが多いので注意が必要。しかしモノラル盤はどこに紛れ込んでいるのだろう?本格的に整理しないといけない ( 2016/1/11 )

音質 ★★★☆〜(ステレオ感★★★☆)
音質 ★★★☆(ステレオ感★★★☆)
音質 ★★☆〜★★★
音質 ★★★☆〜(★★★★)
Bouncng with bud

僕が暇つぶしに書いている?HPは最近読み返すこともなく
同じレコードを取り上げることもあると思うけど、そこは愛嬌。勘弁してほしい。
つまり面倒臭がりの横着者なのだ。
しかも何を勘違いしたのか?音質評価などととんでもないことを思いつき
悦に浸っているのだからどうしようもない「アホ」だ。
この音質評価は曲者で自分の体調や部屋の湿度などによっても大いに変わるので
あくまで「さ・ん・こ・う」にして欲しいのだ。
つまり2回目に書いた音質評価が異なっていても★が一つくらい減っていても
良い悪いの目安くらいになると思ってください。
つまり★★★が普通で、★★★以上が良い★★★以下が悪いというような感じ。

さてさて、「Bouncng with bud」を取り出して久々に聴いている
「Bouncng with bud」も随分と入手困難だったレコード。
普通コレクターになると入手が困難なレコードほど内容にかかわらず思い入れが出来る
僕にとっては「Bouncng with bud」がその一枚
「えっ!普通に出てくるじゃん。」と、言われそうだが
僕が手にするレコード、手にするレコードはプレスミスのオンパレード。
このレコードのプレスミスは盤面が波のように皺だらけ。
針を載せようものならポンポンとアームが踊る。
でも後期のパウエルの中ではダントツに気に入っているので
(傷盤はもともと相手にしないが)よりプレスミスの少ないものを購入しては
聞いていたが4枚目でようやく正常盤に当たった。
後期のパウエルは天才とは縁遠い演奏かもしれないが
「Bouncng with bud」のたどたどしさの中に何か秘めたひらめきを感じるのは僕だけだろうか?
コレクターは誰でも同じだと思うが好きなレコードは
完璧な状態のものを入手するまで探し続ける人種なのだ。
つまり値段にかかわらず好きなレコードは複数枚所有することとなる。
※このシワ系のプレスミスはヨーロッパ盤に多い
「KIDDIN' ON THE KEYS / B. HALLBERG」も2枚目でようやく当たった
アメリカ系のカゼ盤とヨーロッパ系のシワ盤。どちらもコレクターの大敵

先日ジャズを聴き始めた子が「これ良いね〜頂戴」と強引に?いや鮮やかに持って行かれた。
気持ちよく持って行かれると、何か良いレコードを上げて良かったなぁと感じるのは不思議。
〜おいおい!そのままユニオンに持っていけば○万くらいになるぞ〜などとは思わない
きっと1年後にはボロボロになるのだと思うし、彼はオリジナルとは一生思わないだろうな。
オリジナルを崇拝するのは希少コレクターのみで、一般の音楽ファンには関係がない
持って行ったレコードを楽しんで聞いてください(涙)
( 2016/2/5 )

※とっくに諦めているけど、「Bouncng with bud」のオリジナル・ジャケットはハードカバー

音質 ★★★★
音質 ★★★☆〜

George Wallington Quintet など

at Cafe Bohemia

70年代に幻の名盤と最初に教えられたのは「at Cafe Bohemia」
80年代までオリジナルなど見たこともないし
聞いたこともない憧れの一枚であった
初めて知人宅でオリジナルを聞いたときに唖然とした
期待していた音質とは違うもので「at Cafe Bohemia」も
他のRVGのような凄みのある音を味わえると思っていた
いや、悪くはないけれど僕の期待が大きすぎたようだ。
当時のLIVE録音の限界かもしれない
コレクター化した僕の中での名盤は
演奏内容はもちろん、音質も重要な要素になっていた
この経験が「at Cafe Bohemia」の購入を後回しにした要因となる
幻の... と言われていたのはプログレッシブというマイナーな
会社から発売されたのが1番の要因でもあり
このレコードがPrestigeから出ていたら幻の... は使われていたのだろうか?

音質 ★★★☆

Jazz for the Carriage Trade

George Wallingtonの傑作と言えば下の2枚
黄金期のハードパップを無条件で楽しめる
「Jazz for the Carriage Trade」
このレコードはB-2の「 What's New」だけが歪む
また、歪むレコードと歪まないレコードが存在するのでややっこしいが
オリジナルは歪みがある方だと言われている
ほんの少し前までは人気がなく(今もないか?)初期Prestigeの中では比較的安く入手しやすかった
それで歪みが“ある”レコード・“ない”レコード3枚ほど所有しているが
音質・演奏とともに傑作ハードバップと言えるもので
なぜ人気がないのだろうと、いつも思っていた

音質 ★★★☆〜★★★★

The New York Scene

もう一枚の傑作はPrestigeの別レーベルから出た「The New York Scene
RVG絶頂期の録音の一枚で音質に(※ピアノの質感を除いては)何の不満もない
黄金期のGeorge Wallington Quintetのハードパップ演奏・録音では
黄金期の名盤の一枚で間違えがないだろう

音質 ★★★☆〜★★★★

Leonard Feather Presents Bop

最後に残念な傑作が「Leonard Feather Presents Bop」
演奏内容ではこのレコードが前述した3枚以上に
いや、個人的に一番気に入っている
録音も悪いわけではない
しかし後期Mode盤が得意としている【カゼ盤】しか存在しない
このカゼさえ無ければこのレコードをハードパップ名盤の一枚として
騒がれていたに違いない
こちらのレコードは人気もなく安く入手しやすいので
カゼ状態の薄い盤を探しているうちに
複数枚所有することとなる
カゼ盤としては異例なくらい繰り返して聴くレコードの一枚

音質 ★★★☆〜

Jazz再生をケーブルなどのアクセサリーなどで
良い音質を出そうと努力されているオーディオ・マニアの方にも
是非オリジナル音質で体験していただきたいレコードでもあります ( 2016/2/14 )

※ここ数年は何回も落としてボロボロでの最初期RX100のコンデジで撮っていますが
もう少し高感度が使えるコンデジでないかなぁ。暗い部屋では、うまくジャケットが撮れない

Blue Note “耳あり”“耳なし”の音質比較


先日あるブログで話題になっていたBlue Note“耳あり”“耳なし”の音質差
重複して所有している枚数は少ないがの音質を比較してみた
試聴機器 fairchild 225 → marantz 7c → marantz 2 → Hartsfield
※以前にも書きましたがBlue Noteの音質は他のレーベルと違い
録音レベルが非常に高い
そのため他のレーベルよりも厳しく☆一個少なく評価しています
(厳しくしないとほとんどが★★★★以上になり、見た目で
良し悪しの判断がわからなくなるため)

BLP 1588 Sonny Clark - Cool Struttin'

1st. オリジナル 音質 ★★★★

2nd.〜 “耳なし”RVG 音質 〜★★★★

聴き比べないと分からない程の音質差
“〜”を付けているのは音質差は感じないが
体感的に出てくる音圧や雰囲気(空気感)が微妙に違うという意味
雑音の多い部屋などでは感じにくい程の差で
オーディオで言う微妙なケーブル差に似ているような感じ
単体では絶対に区別できないと思う

BLP 1579 Sonny Clark Trio

1st. オリジナル 音質 ★★★〜★★★☆

2nd.〜 “耳なし”RVG 音質 ★★★〜(★★★☆)

聴き比べると意外とオリジナルとの差があるが
単体では分かるかどうか?微妙な差
2nd.はピアノの質感は変わらないがシンバルが
騒つく?少し耳につく感じがある

BLP 1578 Lee Morgan - The Cooker

1st. オリジナル 音質 ★★★★

2nd.〜 “耳なし”RVG 音質 ★★★★ 

多分ブラインド・テストされても自信がない
微妙に何かが違うような感じもするが
その差が分からない。

【番外編その1】
BLP 1573 John Jenkins With Kenny Burrell

1st. オリジナル 音質 ★★★〜★★★☆

2nd.〜 “耳なし”RVGなし リバティー盤 音質 ★★

リバティー盤は国内盤のように普通に聴けるが
音質以前に音色が全く違う。また、やけに甲高く耳障りだ
別物
※★★評価はオリジナルと比べての音質評価
※たまたまリバティー盤に付いていたジャケットがオリジナルで購入した次第

BLP 1572 Curtis Fuller, Vol. 2 - Bone And Bari

1st. オリジナル 音質 ★★★☆

2nd.〜 “耳なし”RVG 音質 ★★★☆

こちらも聴き比べると雰囲気が違うが微妙な差
この雰囲気を表現する術を僕は知らない
良い悪いでは表現できないのだ

【番外編その2】
BLP 1569 Paul Chambers - Bass On Top

1st. オリジナル 音質 ★★★☆

2nd.〜 “耳なし”RVGなし リバティー盤 音質 ★★★〜

オリジナルほどの重厚感はないが意外と普通に聴ける
頑張っているなぁって感じかな
意外


BLP 1558 Sonny Rollins, Vol. 2

1st. オリジナル 音質 ★★★☆ 〜★★★★

2nd.〜 “耳なし”RVG 音質 ★★★☆

盤の重量も随分と違うので
う〜む、音圧や音の厚みが違うのは盤質の差か?
音色は変わらないのだが、雰囲気の差以上のものを感じる

【番外編その3】
BLP 1542 Sonny Rollins, Vol. 1

1st. オリジナル Flat 盤 音質 ★★★☆ 〜★★★★

2nd.〜 “耳あり”RVG GG盤 音質 ★★★☆ 〜★★★★

オリジナル・フラット盤と耳ありGG盤
全く同じに音質に聴こえる
雰囲気も変わらず、やはり
“耳あり”“耳なし”の差は微妙だが...
“耳あり”は再発でも安心して聴ける感じ

BLP 1540 Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan

1st. オリジナル 音質 ★★★☆ 〜★★★★

2nd.〜 “耳あり”RVG 音質 ★★★☆ 〜

音質差はあまり感じられないが
少し軽くなる感じかな
音色は変わらない
確かにレキシントン特有な音が存在するが音質差には現れない
高域の厚みとか重厚感とか何かが違うが表現できない

BLP 1526 Clifford Brown Memorial Album

1st. オリジナル 音質 ★★★☆ 〜★★★★

2nd.〜 “耳あり”RVG 音質 ★★★

音質差が意外と大きい
盤の盤質重量以外にも何か要因がありそう
なんだろう?

以上、1500番台で重複して所有しているレコードを比べたが
4000番台もやらなければと思っている
しかし、真剣にオーディオに向き合うと疲れる
音楽は気軽に楽しむのが僕の聴き方
良い音で聞くのは基本だけど、オーディオと格闘するのは一番嫌いだ
4000番台... やる気が起これば良いのだけど こちらも 微妙

結論
オリジナル蒐集に全てを捧げていたり
オリジナルの価値観が相場値段でしか判断できない商売人や
オリジナル自慢のコレクターにとっては、天と地との差がある様に表現するのだろうな
無理矢理に表現するとオーディオ・マニアが「ほら、変わったでしょう」
と言った途端、変わった・よ・う・に聞こえる感じる感覚に近い差かな?
確かに微妙に雰囲気は変わるが
基本的には聴き比べない限り殆どの場合
“耳あり”“耳なし”の差は【分からない】と思う
「全然違うよ!」の言葉には注意して... と言うことだ

微妙な音質差を次元が違うような音質だとオーディオ雑誌に書く
オーディオ評論家(←評論など読んだことがないが... )よりも
個人ブログのレコード音質評価の方がまだマシか

先週、入試で学校が1週間休み
どこかに連れて行け!と、脅かされ
よく利用する犬泊OKの
小田原のコテージに行くことに
子供たちは付属のスポーツ施設で一日中運動を
僕は一日中やることもなく、犬とじゃれ合っていた

持ち出しは大きいが突然の旅行。
こういうのも、たまには良いのかな

ちなみに僕はコンデジ(RX-100)以外何も持って行かず
市内のショッピングモールで最低限必要な下着など購入

当日の朝言われても

どこかに行くのなら1日前に言え!と、強く言えれば...

とにかく、土曜日の夜に帰宅。ようやく解放された

家族の中で僕の立場は犬の次


小田原の朝

...で、高感度撮影
旅行にRX100を持って行ったが、やはり室内撮影は
難しい。帰宅してすぐに箱にしまってあるsony α7Rを
新宿マップカメラに持って行きα7sと下取り交換をした
噂通り素人には撮れない写真を
手持ちで撮れるのは本当だった
しかしレンズを含めると重量級α7s
ジャケット撮影は
まだしばらくRX100だろうな

朝4時に起きて箱からだし、窓から試し撮り
けっこう暗かったがこれだけ撮れれば満足かも ( 2016/2/19 )

★★★★以上は非常に優秀な音質です

・・・・・ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.48に続く・・・・・