joao gilberto en mexico
オリジナル盤としてジョアンのアルバムの中では一番入手が難しい『joao gilberto en mexico 』 |
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上がモノラル、下がステレオでジャケットの違いはステレオのシールが貼ってあるかないかだけの違い
しかしレコードの方は(何枚も見ているが)モノラル盤に溝があるのは記憶にないが、ステレオ盤には溝があるので、もしかするとモノラル盤にも溝があるのかもしれない。それ以上の驚きは音質というかバランスが全く違うこと。メキシコ録音と言うこともあるが録音は1970年で、まさか50年代のようにモノラルとステレオ2台の録音機を使用するなど考えられない。たぶんモノラルはステレオのミックスであると思われる。 音質的にはステレオの録音はきわめて自然。バックのオーケストラもきれいに分離され、透明感あふれる録音。メキシコの録音としては優秀ではないのだろうか。しかしモノラルになると全体が非常に分厚くなり高級なステレオ機ほど団子状態になる可能性があるが一般家庭用の電蓄などではジョアンの声などは逆に聞きやすいのではないかと思う。特にラジオ放送にはもってこいの音質ではあるが、ステレオのような透明感は全くない。たぶんステレオ盤でオリジナルの”音”で間違いないと思うし、オリジナルを購入するのだったらステレオ盤をお勧めする |
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上はブラジル盤『joao gilberto en mexico 』 ブラジルではこれがオリジナルとされているらしい。所有しているレコードはモノラルだがメキシコ盤と違い透明感があり、音質的にはメキシコ・ステレオ盤に近い。メキシコ盤よりも入手しやすく、しかも安い。音質的にもオリジナルと遜色ないと思う。 |
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おなじくブラジルのTAPECARから発売されたブラジル盤。オリジナルのジャケットを使ってあるので上のPHILIPS盤よりも人気があり高い。しかし音質はというと、PHILIPS盤にメリハリを付けたような音で透明感はあるがオリジナルのジョアンの声と違和感があるので、僕的にはお勧めできない(2013/1/20) | |
余談・またまたJAZZではないけれど
最近のCDリマスター盤は音がよい。昔から荒井由実時代のユーミンが好きで、同じレコードを何枚買い換えたかわからないほどレコードを聴きまくった時代(リアルタイム)が僕にもあった。その時のユーミンの声が染みこんでいるので、今までユーミンのCDを聞く気になれなかったが、先頃出たCDを聞いてみたら驚くほど鮮明にその時代をよみがえらせる”声 ”がそこにあった。 |
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現在の事務所のシステムはリッピングしたCDをFF400→ML-1L→ANCORE POWER→S9500 毎年のことだが、S9500は冬になると突然音がよく鳴る。この時期とユーミンのCDがばっちり合ったのだと思う。 |
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何枚も買い換えた荒井由実のレコード。1stの『ひこうき雲』はシングルジャケットがいやでWジャケットを自宅近くの*トガワで何回も買っている。そこで分かったのはWジャケットなのにレコード企画ナンバーが違うということ。しかし当時はあまり気にしなかった。ユーミンのCDを聞いてからレコードを慌てて探したが、途中で腰が痛くなり探すのをやめてしまったが、Wジャケットの番号違いを2枚所有しているはずだが、1枚しか出てこなかった。もう一枚の帯も色違いだったと思う 見つからなかった残りの1枚の方が企画ナンバーが若かった気がするので、こちらがセカンドとなると思う *トガワは新宿西口大ガード脇の老舗の中古レコード店、隣のビルにはコレクターズがあったが今は両店ともなくなっている。 (2013/1/24) |
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またまた、JAZZの話ではないけど・・・Let It Be
昔々のとお〜い昔、家には意地悪な嫁がおったそぉな。その嫁は機嫌が悪くなるとレコードを捨てしまうので、*針にでも触るみたいに毎日毎日ご機嫌をとって暮らしていた、それはそれは哀れな男がおったそぉな。ある日帰宅するとご機嫌な嫁さんがいて良いことがあったから、あなたのオーディオの部屋も綺麗にしておいたわよ。の一言にありがとう。と礼を言って慌てて部屋へ、綺麗になっているが、あれ机の上にあったビートルズの箱どこに置いた?と聞くと「あのぼろぼろの箱?邪魔だから段ボールと一緒に捨てたわよ」 |
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徐々に...
ビンテージ・ヨーロッパ・ブームも落ち着いたせいか、最近適価で市場で見るようになった。少し前まではこんな内容でよく数十万も付けるよなぁ。と感心していたが、さすがにレアな再発盤が出て内容が分かるとオリジナルの値段が下がるのは当たり前だと思っていた。ビンテージ・ヨーロッパ盤は良いものもあるが、ほとんどは誰かさんのマネや1、2曲は聴けるが残りは...という内容のものが多く、さすがに現時点では数十万というビンテージ・ヨーロッパは少なくなってきた。 |
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SOUL JAZZ / Georges Arvanitas
何年か前に最初に聞いたときには、なにか(線の細い)メッセンジャーズのマネとしか思えなかった。当時本物を見ることがほとんどなかったので云十万で安かったという言葉が信じられなかったが本人としてはどうだ!みたか。という意気込みであったようだ。しかし再発が出たり、ヨーロッパ・ブームが落ち着いたため、僕にも購入できる値段になって、じっくり聞いてみても、これだったらメッセンジャーズを聞いてしまうよな。買ったからには良い点も見なきゃと思いきや、メッセンジャーズをグ〜ンと都会的にして録音を良くした感じ。特にTsの音は魅力的。と褒めたいところだが、やや複雑な心境だ(迫力不足?) |
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DUKE JORDAN TRIO
こちらは偶然手に入れたが、ヨーロッパ・ブームとは関係なしに貴重なレコードではあるが、実際所有してみても音質最悪。これではオリジナルも再発UK盤、日本盤も関係ないような、どれで聞いてもいいような、そんな感じのレコードであるが、後期の白っぽいジョーダンよりも、初期の黒っぽいジョーダンが好きなのでこれはこれで良しとして所有欲を満たしておこう |
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FRIEDRICH GULDA AT BIRDLAND
これは個人的に好きでオリジナルを探していた。人気のなさゆえ、値段が付かないのか?格安で入手した。1956年の録音だがドイツ・カッティングが凄いのかどうか分からないが透明感あふれる音場となっていて、当時のRVG録音と比較してみるとおもしろい。最初にあのバードランドのあの名司会者の声からして透明感が伝わってくる。豪華なメンツだがリーダーがGULDAだと人気がないが、音質だけはよい。4、5千円だったら聞いてみてもおもしろいかも... などなどヨーロッパ盤が安く出ていると、つい買ってしまい徐々にだが、レコード棚を占領してきている |
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THE JAZZ COURIERS'
TEMPOなどは良質の再発盤のおかげで、オリジナル盤が手軽に購入できるようになった。(と、言ってもそんなに簡単に手に入れられる値段ではないが)録音が比較的良好なTEMPOだが、このレコードに関しては他のTEMPOの録音が良すぎるのか?凄すぎるのか?普通の録音に聞こえてしまう。TEMPOの録音としては、どうもハズレである。ちょっと録音が落ちると演奏評価まで変わってきてしまうから不思議なもので、レコード芸術とはよく考えられた言葉である |
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アメリカ盤で購入したいものが極端に減ったので無理矢理ヨーロッパを買っているのが現状で、これからヨーロッパ盤は値段が落ちるもの落ちないものがハッキリとしてくるであろうし、ヨーロッパ・レア盤に関しては良質の再発盤が、これからも期待できるので、僕らみたいな極端なコレクター以外は音質的にそれで満足してしまうであろう。いや十分であると思う。最近の再発盤に関して言えばオリジナルとほとんど変わらない、もしくは良好な音質というのが本当だと思う。一般の人から見るとオリジナルを持っているから偉い!という時代は終わったのかもしれない。(2013/2/9) | |
BlueNote 1558・4163 ブルーノートの話を少し...
昔からレキシントンの音はレキシントン盤でしか聞けない。とコレクターの間では言われきたように、僕も何度となく経験している。基本的にはスタンパーが同じならば、同じ音できけるレコードは多いが、初期のブルーノートに関してはこれが当てはまらない。不思議だが事実である。(しかし、1500後期からは、さほど音質差がなくなってくるが、今度は【耳マーク】との音質差が激しくなってくるが) |
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ブルーノートでもう一つ分からないことがある。ブルーノートのジャケットに貼られている金色のステレオシールであるが、いったい何番まで貼られていたのだろう?所有している中で金色のステレオシールが貼られているのは4163番の『 OUT TO LUNCH! 』でこれ以降では僕は見た記憶がない。この辺を正確に研究している人もいるのではないかと思うが...(2013/2/16) | |
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レコード雑談
最近、ようやく縁のなかったレコードが手に入った。珍しくもないレコードなのだが僕は全然手にしたことがなく、なんで持ってないの?と聞かれても返事のしようがない。市場に出ても2千円前後だが、僕は何年かかったことか・・・『DEXTER GORDON / THE TOWER OF POWER』本気で探しているわけではなかったが見るレコード、見るレコードすべてセカンドの紫ラベル、最後には頭にきて内容など知ったことかと本気で探していたが、そんなことも忘れていた頃に、ふと通りかかった中古屋でポンと出てくるわけである。値段は2100円。やっぱりね!でも1度手に入ると、不思議とそれからは度々見ることとなる。レコード蒐集とはそんなものである |
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日本グラモフォンで直輸入していた時の帯付きのビル・エバンスが手に入った。ファクトリー・シールの中に帯とスイングジャーナルの録音賞受賞の帯状の宣伝が入っていて、ジャケットなどほとんど見えない状態が笑えた。レコードにも溝が入っていたし、帯も付いているので初めて入手した時のようにうれしかった。でも、すでに3枚はあったような・・・ | |
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この他にも直輸入レコード盤は多くある | |
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日本盤で聞いていたときに、このジャケットで持っていたので、本物はこちらだと思っていたレコードが『シグナルの GIGI GRYCE』である。オリジナルを意識しだしてからもオリジナルの方はやたらと出てくるのに、2ndの方が珍しく、ほとんど見かけない。そういえばargoにも2ndジャケットが珍しいのがあったような・・・そんなわけでこのレコードに関しては未だに2ndジャケットが好きで、先日もセールの売れ残り?品を購入してしまった。理由?ジャケット、レコードとも新品同様で、しかも1万5千円くらい。(1枚目はその倍で買っている)珍しいのに2ndだと売れないのだなぁ。シグナルはほとんど持っているが、このレコードだけはオリジナルジャケットの購入はないような気がする (2013/2/24) | |
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PLEASURE BENT / R.ALEXANDER
ずいぶんと昔、一度部屋の段ボールをひっくり返してみたことがある。たぶん僕の蒐集したレコードの8割は今後聴くことがないレコードだと思う。そう思い始めると、なぜ三大レーベルのコンプリートなど無謀なことを考えていたのか?笑ってしまったことがあった。(それでも目的の7割位は集まったが)ブルーノートを始め、特定のミュージシャンのコンプリートなど資料的にも大変に意味のあることだと思う。しかし僕は素晴らしい演奏を聴き続けたいと、思った瞬間、それ以来最低でも数回以上は聴く演奏、そのようなレコードを購入するようになった。 |
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JAZZ IN TRANSITION
ジャズ黄金期の演奏を残した TRANSITION レーベル。残念なことにわずか12枚のリリースで終わっているがコレクターの人気は高く、市場でも高値が続いている。なかでも WATKINS AT LARGE、BYRD BLOWS ON BEACON HILL、BYRD'S EYE VIEW、BYRD -JAZZ、JAZZ ADVANCE などハードバップの名盤がずらりと並ぶが、個人的にはサンプラー盤である AZZ IN TRANSITION が一番のおすすめである。サンプラーと言っても未発表の出来の良い演奏が並び、音質もトランジションでは最高の音質である。しかし昔から人気がなくピカ盤でも5000円〜10000円でよくえさ箱に残っている。オムニバス盤とは言ってもトランジション中最高内容で最高音質。もしも安かったら試しに聴いても損はないと思います |
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TRANSITION音質評価
TRANSITION は良く聴くレコードだけ所有しているが残り数枚なのでコンプリート?は絶対にないな。三大レーベルと同じで聞かないレコードまで所有する気は今のところない。先に並べたアルバムでは音質的にBYRD BLOWS ON BEACON HILL、RVGカッティングのBYRD'S EYE VIEWが良い。WATKINS AT LARGE、JAZZ ADVANCEは演奏は好きなのだが音質的に少し残念。BYRD -JAZZはライブ録音なので仕方ないがもう少し音質が良ければという感じ。残りのトランジションはあまり聴かないので箱の中に眠っている。*BYRD'S EYE VIEW だけライナーが欠品。(2013/3/9) |
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・・・・・ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.36に続く・・・・・