オーディオ雑記帳 7

オーディオって結局は自己満足の世界だと思う
きっと、人に聞かせるほど良い音で鳴っているわけでもない
しかし、やはり自分の音が最高!と気ままに好きな機器を書いてみた

カメラとオーディオ

オーディオ好きな人にカメラ好きが多い。やはり何か複雑かつ精密な機器に興味を抱いている男子が多いと言うことか?僕も昔からカメラが好きで特に大玉のレンズには興味があり、一時何本ものドライボックスに大玉レンズを多数所有していた。しかし今は重い一眼にも大玉レンズにも興味はなくコンパクトデジカメだけを主に使用している。腰が悪くなってからというもの肩のこるような一眼など町中で見かけるとお疲れ様と声をかけたくなる。高級な機器を所有していても傑作など撮ったことはなくオーディオと同じで自己満足の世界。今まで撮った気に入った写真といえばそのほとんどがコンパクトデジカメを使用したもので腕のない僕などには身分相応である。昨日そんなコンパクトなカメラを衝動買いしてしまった。標準ズームがあっても広角しか使わないのでパンケーキセットを購入。早速デフォルトで撮ったがなかなか使いやすいと思う。ウェブの掲示板などでは画質が悪いと書かれていたが、僕みたいな素人にはちょうどいい。

重さも大きさも今の僕には会っていてホワイトバランスは優秀だと思う(↑キャノンのコンデジ使用
全てデフォルトの状態で使用したが2〜3000枚くらい撮らないと慣れないだろうな。しばらくしてから35mmを付けてジャケットを撮ることになりそうだ(2009/7/4)
最近、少し忙しいが車を飛ばして御殿場のアウトレットモールに行ってきた。もちろんカメラを写すために行ったのだが愉快なカメラでシャッターを切るのが楽しかった。写り?そんなの二の次で、僕自身が楽しめればよい・・・リサイズのみだが僕にとっては最高のおもちゃ!しばらくは遊べそうだ。往復4時間、現地2時間カレーを食っただけだが、なにか学生時代に戻ったような感じ(2009/7/7)
AntelopeAudio OCX

Studio K'sからワードクロックジェネレーターAntelopeAudio OCXを貸していただいた。CELLOに重ねると、なにかガンダム?状態になってきた。3日くらい通電してくださいとのことだったが、やはり我慢できない。Firefaceに繋ぎ視聴するも??ありゃりゃ?。やはり通電しなくては駄目かと思いつつ、いろいろ試してみたところ結構音質が変化することに気づいた。OCXで44.1KHzを出力させるのに3通りの方法がある。BNC供給で176.4kHzにセットし、出力をWC/4にセット、88.2kHzにセットし、出力をWC/2にセット、44.1kHzにセットし、出力をWCにセット。176.4÷4=44.1、88.2÷2=44.1と3通りの出力が得られるが、音質の変化は想像以上。通電3日目にはどのような音質になるのだろう。今のところ僕のシステムでは88.2kHzでの出力が一番良いようだ。こんなモノを聞かされるとお金のない僕は困ってしまう。(2009/8/25)

EMT927st

ジャズのモノラル再生では現システムでほぼ満足しているが問題はステレオ再生。プレーヤーによってはこのレコードは良いがこのレコードはダメ・・・と言う状態が続いている。一筋縄ではいかないようだ。そんな中、3ヶ月前A氏からEMT927st使いませんか?という電話が。腰を痛めて重量級プレーヤーは全て処分と決めていたのに誘惑に負けてしまった。最初に感じたのは情報量が930と比較にならないほど多い。たかがプレーヤーなのに何故こんなに違うのか。930での苦労は何だったのだろうというくらいすんなりと音がでた。今のところ安定したステレオ再生が出来ているがいつものことながら、1年以上使い続けないと結論は出ないだろう。結論と言えば半年以上使ったiTransportは音質的にPCオーディオにかなわずシステムから除外した。けっこう苦労したんだけど僕にとっては音質的にオモチャだった。今回アナログプレーヤーの入れ替えで自宅にあるプレーヤーはモノラル用のガラード+フェアーチャイルド、レコカット+フェアーチャイルド(ロング)、ステレオ用の927、930、ガラード+297の5台となり最盛期に比べると随分すっきりとした。最盛期の台数は秘密(汗)    同時に使わないアームもSME3009RとFR64S、補修用のデッカ、フェアーチャイルドの4本となった。

EMT930には純正のインシュレーターがあるがEMT927には純正では出ていない。マツシタハイファイや他ショップから930そっくりなインシュレーターが出ていて一緒に譲っていただいたが、まだセットしていない。付けたら付けたでまた半年以上鳴らさないと結論は出ないと思う。
そういえば持っているのさえ忘れてしまうCDプレーヤー。PCオーディオよりも音質が劣り、アナログディスクみたいに個性的ではない中途半端な存在になりつつある。なんとなくまともな音だと思っていた特注のラスクケースに収まったA730も出番がなく、半年以上埃をかぶったまま。久しぶりに繋いでみたがPC→AMEにも劣る。かわいそうだが近い将来CDプレーヤーはなくなるのかもしれない。事務所のシステムではFF400で使用しているが自宅ではもっぱらAMEを使い無線で寝室、デコラ、ハーツに飛ばしているが音質的にはそれほど不満はない。安く良い音を聞きたいのならAMEを使ったPC再生が一番だろう。音質的にはDACに左右されるが、少なくとも所有するCDプレーヤーよりも良い音がする。

・・・と書いていたらステレオサウンド誌から「ヴィンテージ・アナログ」という本が出た。山中氏の愛した927の記事が出ていたが、記事自体は昔読んだことがあるが所有した今読み直すと当時の印象と違う。オーディオは自宅で聴いてみないと判らないと言うことか? 927Dstとの違いはガラステーブルの違いと聞いているが927stの付属のプラスティック・テーブルの音が僕のシステムに合っているのでガラステーブルには興味がなくなった。最後に930との違いを書いておくと低域は全く質が違うが、特筆すべきは中域の安定感だろう。この中域は何を聴いても安心して、また音に対して何の疑問や不安感を抱かずに、ただひたすらに音楽に浸れる。例えばモノラル再生には主にフェアーチャイルドを使用しているが6gの針圧で圧倒的な安定感がある220Aを2.5gのMCH-1で圧倒的なステレオサウンドを再現していると言い換えても大げさではない。そのような再現であるがけっして930が劣ると言うことではない、勘違いしないでほしい。表現が違うと言うことなのだ。(2009/10/3)

オーディオ近況

僕は機器を取り替えて判断するのに少なくとも3ヶ月から半年使用しないとHPに書かない事にしている。機器に限らずケーブル、インシュレーター、ラックどれを取り替えてもオーディオは音が変わる。オーディオマニアは僕を含めて音が変化したら「良くなった」と感じることが多い。しかし、その変化した音が本当に良い音なのかある程度使用しないと判らないと思う。毎週のようにアクセサリーを取り替えたり、戻したり報告するオーディオマニアのHPがあるが、(人それぞれで、これも趣味で結構だが)この人、何時になったら音楽を楽しめるのだろう?  と余計な心配をしてしまう。
さて、僕が所有している最新兵器(ハイエンド?)がLNPとS9500である。パワーはML2をはじめとするレビンソンの歴代パワーを試したがしっくりこなかった。しかしCELLOの小さなパワーを持ってきたところ初めて心地よい音に落ち着いた。しかしマニアの性でCELLOがこんなに良いのなら一度CELLOで聞いてみようとLNPからENCORE、PARETTEを加えて出した結論が「良くない」だった。パワーはあんなに素晴らしいのに?とLNPに換える前にCELLOのフォノイコライザーのRMCを加えて聞いてみた。先々週付け加えたので良いか悪いか判断はつかぬがこれが面白い! 全てのレコードがクリスタル色となった。RMCの癖が強いのかシステム全体が僕が感じていたCELLOの色となった。もちろん、全てのレコード再生においてクリスタル色は問題があろうが、この輝きはCELLO以外では無理だろう。いずれは万能なLNPに換えると思うがこのRMCはLNPのフォノイコと切り替えて使用したいCELLOの中では色鮮やかで面白いフォノイコライザーである。しかし今は浮気をしているのだが、やはり基本はLNP中心のシステムでCELLOの音を楽しむオーディオよりも音楽が楽しめるシステムの方が僕に合っている。LNPに合わせるパワーはENCORE150よりも小さなENCORE MONOの方が僕の環境ではベストであると思う。(2009/10/27)

LNPの使い方の一つであるゲイン。※(オーバーにならない)出力ゲインギリギリまで上げてLNPの特徴を目一杯出せるかが基本的な使い方であるがCELLOの場合は少し違うようだ。半年以上CELLOに相対しているがまだ結果が出せないでいる。※入力ゲインではない

オーディオ近況(僕の身勝手なオーディオ・アクセサリー論)

EMT927を設置してから5ヶ月、昨日(湿気の関係もあるだろうが)はじめてステレオレコードがこのような音で聴けるのか!と言うような感動できる再生が出来た、まだ良くなるような予感がする
僕は前述したとおり、設置したときに、ある程度満足した音が出たならそれ以上機器をいじらない。そして良い音が出るまで鳴らし続け熟成させる。30年以上?オーディオを続けてきた経験からそのようにしている。
そして、熟成させたオーディオとは、逆に今現在の音を高価なアクセサリーやケーブルなどで壊されるのが怖い、と言うくらいまで満足のいく音が聞ける事であると思う。

僕はレコードコレクターである。毎日のようにレコード店を回り良い音の素晴らしい演奏を探し続けている。自宅に保管している大量のレコードをオーディオマニアが毎週のようにアクセサリーなどで音を追求している暇はなく、一枚でも多く良い演奏を聴きたい。

趣味は趣味、オーディオで音の変化を楽しんでいる人もいれば、僕のように一枚でも多くの演奏を聴こうとする趣味の人もいる。いろいろな人がいる中で、HPでアクセサリーなどを絶賛するのだったら少なくとも絶賛する人が一生使い続けていく自信のあるもの、そのような価値のあるものだけにしてほしい、僕みたいなアクセサリー初心者には大変に迷惑なのだ。毎週、毎月、毎年のように、このカーボンが良い、このケーブルが良いと言っているオーディオマニアが、とても満足できる音を出しているとは思えない。

と、言う僕も過去に雑誌などに踊らされて高価なケーブルなどを購入した経験があるがその殆どが使い物にならず、ゴミケースの中へ。そして得た結論は、その場で音の変化が判るようなアクセサリー、ケーブルには手を出すなと言うこと。とてもアクセサリー評論など当てになるものはない。しかし現実は高価なケーブル・アクセサリーは癖が強い(強くなきゃ売れないわけだが)

僕が満足するケーブルは結構、癖のない安価なものに多く、ケーブルでは細い方が多く感じる。さらに5年以上使い続けると他のものに代替えがきかぬほど熟成が進むのも安価なケーブルに多い。
そして何より、僕にとっては何年かに一度する端子磨き、これがどんなアクセサリーよりも効く!!

完成されたオーディオとしてはアクセサリーの入る隙のないデッカ・デコラが一つの答えだろう。この品位ある音を聞いてしまうと何一つ改造(付け加えても、引いても)してはならないと直感して判る
実現不可能だが、以前Studio K'sで音楽喫茶をやるのだったらデコラで行いたいと山本氏に言ったことがある。そしてレコード演奏には古楽の権威であるA氏に頼みたい。移動に十万円以上掛かると思うが、費用が解決できても、たぶんStudio K'sにはクレーンを使っても入らないと思う。(2009/11/6)

良いアクセサリーもあるのは確かだが、僕にとって高価なケーブルはいらない
オーディオ近況2

最近オーディオにもレコードにも興味がなくひたすら撮りだめしているTVを見ている。ロクラクというUSB接続HD録音機を使い正月から録画すること約200時間分。見るのも大変だ。オーディオ関連といえばIKEAという欧州安売り家具屋でガラスショーケースを購入して散乱しているオーディオ小物をディスプレイしてみた。すこしは綺麗に見えるだろうか?
少し前にレビンソンのチャンデバLNC-2Lを手に入れた。4343用の3ウェイモノラル使用なのだが、使う計画などなくなぜ買ってしまったのだろう?自分でもわからないが1年後にオーディオルーム完成後マルチで4343あたりを鳴らしてみても面白そうなどと、ニヤニヤしながらバカな空想を描いてる。1年後のオーディオルームの打ち合わせがはじまった。集合住宅の完全防音となると難しいらしく部屋の中にショックアブソーバー?で部屋を作る構造で35帖のリスニングルームとなるととてつもないお金がかかり頭が痛い・・・家族からは非難囂々・・・どう乗り切るかが今の課題(2010/4/10)

久々にオーディオ

自宅のオーディオはほぼ満足できるほど完成していて(もちろん自己満足だが)オーディオ機器を考えることなく音楽に集中出来る。ところが事務所にあるCelloとK2-S9500の組み合わせ。この音が気に喰わないので、いろいろとパレットなどで調整すると、ますますおかしな音となってしまう。そんな中で友人がぶらりと遊びにきて、一言「ずいぶんシャリシャリしてますね」・・・ハッと気づきこれじゃダメだと、もう一度Celloに再挑戦。まず全てのケーブルをCelloに揃えることから始めたが、最後まで入手できなかったのがスピーカーケーブル。ヤフオクで(ストリングス2や3はたまに見るのだが)ストリングス1と言うあまり見た事がないケーブルを入手した。全てCelloケーブルとした段階で落ち着きついたしっとりとした音となる。次はプリ。アンコール(1MΩL2)を通すよりもPalette単体の方が良い音となるが、MIV(マルチ・インプット・ヴァージョン)でないので入力の関係上Encoreプリを通していたが、先日MIVが入りますよと連絡があり、翌日には交換。PaletteとPalette MIVの音の違いはほとんどはわからないが入力が4つあることと入出力がRCAにも対応しているので使い勝手は大違い。まだEncoreプリは残してあるが希望のモジュールを積んだSuiteが出てくれば、ようやくLNP+Encore mono powerとの比較が出来る。オーディオって触れば触るほど面白いが、自分で気づかないうちに触るほどおかしな方向に行ってしまうことも多々あるようだ。(2010/10/29)

デコラとLNP
自宅にいる時には8割くらいはデコラが鳴っている。しかもデコラから流れるのはバロック音楽。Macmini ~ USB ~ NU FORCE Icon uDAC~ 同軸 ~ Cello DACに流していて、これらをiPadで遠隔操作している。デコラできくレコードのように100%満足するわけではないけれど、かなり心地よい音が常時部屋を充満するあたり、便利な世の中になったものだ。
事務所に設置してあるオーディオ機器をレビンソンに戻した。Celloは約2年間頑張ってきたつもりだけれども、LNP ~ Cello encore power ~ JBL S9500で鳴るジャズはEMT927 ~ marantz ~ ハーツフィールドで鳴らすジャズとは別物だけど高い次元で別世界を魅せてくれる。1年以上前から初期型LNPを聴きたいと人に頼まれていて、ようやくCelloを片付けLNPを聞きなおすと素晴らしい。聞いた人しかわからないが、今の機器では絶対に表現できないジャズの音がある。この音質が聴ける限り、何も触りたくない、というかケーブルさえも替えたくなくなるが、毎週のようにケーブルを交換しているオーディオマニアの人たちは一体どんな音で満足するのか?(ほとんどの人が、もっと良い音になるに違いないと思って交換するのだろうけど、自分では気づかないうちに今の音に不満があるからだと僕は思っている)僕には理解できない。(2010/12/15)

・・・オーディオ雑記帳 8・・・