そろそろ始動しましょうか? |
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ニートになってから1年経った。その間なにかと忙しかったが、ようやく落ち着きを取り戻しつつある。雑多になったままの仮のオーディオ・ルームも音出しだけは出来るようになり音楽を楽しむ余裕もできはじめた。ほんの数ヶ月前の引っ越しの時にアクアリウムを止め、7つの水槽セット(外部フィルター、クーラー、照明)を知人に全て引き取ってもらい(もちろんタダで差し上げた)、さっぱりとしたところだが、最近になって時間ができるとクーラー、メタハラ、外部フィルター、水槽を4セット買い直し・・・自分でも何をやっているのやら呆れ果てる。でもアクアリウムの機器は最高といわれるADAで揃えても高級オーディオ・ケーブル1本も買えない。それほどオーディオの世界は趣味として特殊で、常識的な人はこの世界には入ってこないのかもしれない |
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常識破れな世界はレコードでも同じで、僕がこのホームページを始めた頃、ゴミのように扱われていたステレオ盤やオリジナルスタンパーの2nd盤など、安い値段でも良い音が手に入る方法を紹介したつもりが、たちまち値段が上がり何のために紹介したのか分からなくなってしまい、挙げ句の果てレコードに対する興味も僕自身薄れてきてしまった。レコードでもオーディオでも書きたいことは少しあるが、ネットの恐ろしさというのか?すぐに値段に反映されてしまうし・・・なんて世界だ・・・ |
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・・・なんて世界だ!・・・、コレクターらしいのだが、ショップで大声で(持ってる)自慢?する輩もそうだ!自分のためのオーディオやレコードじゃないか。別に自慢するために高価な機器を買っている訳ではないし、レコードを集めている訳でもない。たかがレコード、オーディオ。それを大声出して自慢なんてあまりにも寂しすぎる人生だとおもわないかい? 過去に何度も書いているが、自慢は自分が優越感に浸るかもしれないが、聞いている人に羨ましいと感じる人はいない・・・むしろ恨みを買うことが多いことも少しは知るべきだと、あまりにも幼稚すぎる |
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インペリアルゼブラプレコの水槽(左)とレッドビーの水槽(右)両方とも約1年ほったらかし・・・よくコケだらけの水槽で生きていたものである。忙しくこの1年ろくに水換えもせず、ビーはさすがに増えなかったが、インペは赤ん坊まで・・・あとの2つの水槽は水草水槽でまだまだ見せられる状態ではないなぁ |
と、話が脱線してしまったが、オーディオの話に戻ると、自宅では1日中デコラを鳴らしている。蓄音機と言っている僕の母がデコラの音を非常に気に入っていて、Macに繋げてエンドレスで流している。最近驚いたことだが、耳が少し遠い母が音の善し悪しを判断出来るのだ。一度デコラではなくロジャースで鳴らしていると台所にいた母が、いつもの音で聞かせてと言ってきたのだ。人間は可聴範囲が狭くなってきても音質の判断は出来るらしいことが分かった。これなら、あと30年は音楽が楽しめそうだ。 自己満足のホームページ・・・というかブログに移した方が続けられるのかも・・・さぁ、どうしよう?なかなかエンジンがかからないモアである |
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SG520の下の段がPCオーディオ心臓部で、Macminiから無線でデコラと繋いでいる。Mac→AirExpress→CELLO DAC→DECOLA・・・この音は麻薬的な音である(2008/10/21) |
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レッドビーとはクリスタル・レッド・ビー・シュリンプのことで中国産のエビを日本で白赤に固定し人気が出たエビで2、3年前がピークだったかな?よく増えるがよく昇天するエビで、初心者には難しいとされているが、1年ほったらかしでも勝手に生きている。左は標準タイプのえびで僕が一番好きなタイプ。右は白が多く(この個体は色は悪いが)モスラ・タイプと呼ばれていて色がよいと現在でも1匹数千円で取引されているらしい(これも勝手に生まれた)が、やはり標準タイプが好き |
ティム・ デ・パラビッチーニ作品?
先月、今まで観たことがないアンプがネット上で売り出されていた。興味もあり値段も安い(5万円台)ことから気軽に注文を出したが返ってきたメールには4名の先客がいますとのこと。「商談が成立しなかったら送って下さい」と、期待せずに返信していたら2週間も経たないうちに送りましたとのメール???(だいたいは想像が付くと思うが)このショップはいつもこのような感じだ。 最近の機器としては僕がとても気に入っているEARはほぼ全機種聞いているつもりだが、このプリアンプだけは知らなかった。EARのロゴにティム・ デ・パラビッチーニがフロントに明記されていて、大きさ的にも、てっきりEAR834Lのプロトタイプなのかなと思っていたが、後ろにはシリアルNoまである事を考えると製品として出されていたものに間違いないと思う。フォノアンプも付いていて使いやすいのだがパイロットランプもなくノブも小さく、製品としての完成度は低いが、木製の天板・側板がとても愛らしく、パラビッチーニの人柄を表しているようなミニアンプである。まだ音質を確かめるほど聞いていないがフォステクス(アンプ内蔵)のモニタースピーカーでは可もなく不可もなく834Lよりも少し色が濃いかな?と思う程度。しかしEAR861に繋がないと本領は発揮しないと思うが、時間がなくまだ聞いていない。オーディオ雑誌を全く読まないのだが、このアンプ何時発売されたのだろう?(2008/10/29) |
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Wadia 170 iTransport
ダイナミック・オーディオに予約を入れていたが発売日?にビックカメラで見たので全額ポイントで購入。(ちゃんと予約先にはお断りしました)しかし繋ぐ暇がなく、昨夜遅くにようやく聞くことが出来た。CD嫌いの僕をレコードからCD世界に引きずり込んだPCオーディオには興味があり、最初はStadio K'sで聞いたMac→FF400で始まり、以後Mac→AirMacExpress→DACなども駆使して毎日PCオーディオを楽しんでいる。そして期待のiTransport。結果は残念であるが正直Mac→AirMacExpress→DACにも負けていて、iPodでも高級オーディオで聞けますよというレベルだと思う。今の僕の環境が悪いのかもしれないがiTransportを買うのだったら、あと少しお金を出してMacMiniを買ってDACに繋ぐ方が良い音かもしれない。それともメディアとしてのiPodの限界なのか?個体差なのか?断言はできないが。 あくまで第一印象なので予めお断りしておくがこの音質だったら、あわてて購入する必要はないと感じる。しかしiPodでも不満がほとんどなく自宅のオーディオで聞けるのはある意味すごいことかもしれないし、この音質が始まりだとしたら携帯オーディオも今後大きな期待ができる(2008/11/1) |
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再びデコラ
ムラードの真空管EL34が逝ってしまった。2、3日前から電源を入れるとバキバキといやな音。そう、真空管が駄目になるときの特有の音。購入してから2年間もの間、逆に言うとよく持ったものである。購入したときに確認したが、このムラード後どのくらい使えるのだろう?と思いつつも2年間過酷な使用によく耐えた。しかし現在では良質のムラードを4本集めるのは至難の業。きっとそれだけで数年費やしてしまうだろう。EL34はある時期の東欧テレフンケンの音が気に入って同ロットを一気に70本購入し在庫してあるが、ムラードのような音はでない。きりっと締まったデコラから優しい音のデコラに変わってしまった。残念であるが、これはこれで母も気に入ってくれているので今後デコラを所有する限り、この音で聞くこととなる。まぁゆっくりと探して良質のムラードが手に入ったならばもう一度デコラを蘇らせることも出来るので、それまではオーディオは引退できないかもしれない。真空管といえばダイナミック・オーディオのA氏にEL34を5、60本引き取ってもらったことがあるが、所有するテレフンケンの前に持っていたロシア製の真空管で、当時売られている中ではまともな音質だったので、やはり同ロットを一気に購入したものだが、同ロットで購入しないと安定して一生同じ音で楽しめない危うさがある現在の真空管。こういう意味でも真空管アンプ保持には人知れず努力している人は多いと思う。A氏、・・・現在入手できうる良質の真空管で機器を調教し自分に合わせていく・・・という言葉が身にしみて分かるような気がする(2008/11/19) |
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贅沢を言うと夜に思いっきり雰囲気のある部屋で音楽を聴きたい。・・・そして旨い酒と極上の女性?というのは苦手だが(酒は飲めないし、女性はコリゴリ・・・)まぁおいしいコーヒーか紅茶でも飲みながらと言うことになるのかな?現在使用している仮部屋はスライダック付きの間接照明がありなかなかの雰囲気で少し良い音のように思える |
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AUDIO PALETTE
僕は基本的には多くの人とのお付き合いはしないことにしている。もちろんレコードコレクターやオーディオマニアとも距離をおいていて、僕の部屋に音楽を聴きに来る友人の殆どは女性などの(オーディオに関しては)全くの素人。機器やレコードに興味のない人ばかり。お喋りのじゃまにならない程度の音量で、その人たちが聞きたい音楽をかけて、いつのまにか自然に音楽に聴き入っていく人をみていると何だかこちらもうれしくなってしまう。そんな日々を送っているが、最近古い知人(オーディオマニア)と新宿ユニオンでばったり会い、お茶でもということになったがそれならばと、新宿ユニオンから5、6分の僕の事務所で話がてら音楽を聴くことになった。しかし、久しぶりのオーディオマニアのお客様・・・緊張しながらレコードをかけるのも、たまには良い気持ちと二人で時間も忘れてひたすらジャズに浸った。実は事務所においてある機器はレコードやCDをユニオンから買ってきてすぐにチェックするための機器で本気で鳴らしていない。しかしS9500はすごいスピーカーで古いレコードから最近のCDまで不満なく再生してくれ、その潜在力は計り知れない。9500にはLNPの1番を繋いでいるが相性の良さはピカイチで友人も驚いたと同時に大変に気に入ってくれたみたいだ。友人が帰った後これだけ鳴るのだったら本格的に鳴らそうとCelloのオーディオ・パレットを追加して微妙なニュアンスを付加してみた。これは期待以上の効果で、メインであるMarantz#7、#2+Hartsfieldに迫る迫力。やはりオーディオは愛情を注がないと上手く鳴らないらしい。これならば、耳が肥えているオーディオマニアが来ても何とか対処できるだろう。しかしオーディオマニアを呼ぶのは良い刺激になるが一年に一回で十分。僕は緊張して音楽を聴くのは好きではない。(2008/11/21) |
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レビンソンとCELLO
僕は複数の機材をコレクターの性か集めてしまう趣味があり使用する頻度が非常に少ない。CELLOもその一つで一度CELLOだけでシステムを組みたかったがレビンソンがあるとそんな気にさせなく困っていた。ちょうど聞きたいという人がいて、よい機会とさっさと貸し出しCELLOで組んでしまった。プリがアンコールだがスィートがあれば評価が変わるかもしれない。 思った以上にCELLOは繊細な空気感を出す。まるで美しい女性を観ているみたいだ。とくに協会での録音などではヒンヤリとした冷たさまで感じることが出来るが、ややホットになれず万能とはいかないようだ。その点マランツ7は絶妙で女性的なのにホットな演奏も旨く表現できる素晴らしいプリだと思う。LD-2もどちらかというと女性的だと思うが自分自身をML-1のように強く押し出さないので相性によっては評価が全く異なってくる。うまく使うとマランツ7以上に繊細でかつ力強い素晴らしいプリだと思う。神話化されたバウエンだが僕は普通のアンプだと思っている。可もなく不可もなく、ただの普通のアンプの音。あまりにも数が少なくLNPの名声とともに神話になってしまったが、使う人によってはただのアンプ。今回運良くSTUDIO K'sで聞いた人は普通のアンプだと判ったと思うが、繋いですぐ判るような素晴らしい音ではないはずだ。貴重品だとは思うがまぁ高価な値段では手を出さない方が良いだろう。殆どの人が失望するはずだ。ではなぜレビンソンのなかでバウエンをメインで使っているのかというと時より見せる圧倒的な威厳。これは短期間での判断は難しいと思うし、相性が激しくメイン以上にスピーカーも選ぶようだ。 |
CELLOは皆さんが想像しているとおり高域に特徴がありここが好みの分かれるところ、サラサラの高域はすべて繊細に分解してしまい芯がないと言えばそれまでだが何か耳をくすぐるような感じで心地よいが、反面体調が悪いときには非常に耳障りな音になってしまう。しばらくはCELLOで聞くが最終的にはLNP+CELLO ENCORE POWERで聞くことになりそうだ。 |
iTransport の改造
意外に思う人もいるかもしれないが、最近はジャズの新譜を聴くことが多い。しかし、その殆どがPCやiPodに入れての垂れ流し状態。とくに読書やPCを見ているとき、事務所にいるときなど頻繁に利用している。月に2,30枚はジャズの新譜を購入している。レコードに比べPC+FF400の時には不満はないが問題はiPod+Wadia 170の音質。値段を考えると贅沢を言っちゃいけないがPC+FF400と比べるとオモチャである・・・しかし、ネットで良さそうな改造キット(九州・吉田苑)を発見、電源の強化とWadia 170の底面部を金属に換え1kgから4kgに・・・値段も無謀な値段ではないし、これで音質がPC+FF400に近づけば儲けものと注文。 さて、すぐに送られたキットを写真入りの説明書に従い取り付け開始。不器用な僕でもすぐに取り付けを完了。そして視聴・・・ 結論から言うと悪い音ではない。僕はオーディオマニアのように鉄腕アトムなみの10万倍の耳を持っていないので、全て音質評価の前に「なんとなく」と入れていただけると正確かもしれない。Wadia 170の軽々しい低音が少し改善され、全体が引き締まり、エッジがハッキリとして聞きやすくなった。これで密度感があればFF400と良い勝負ができると思うが贅沢かな。あと少なくとも半年鳴らして自分の機器にとけ込ませなければ正確な評価はできないが、第一印象は可能性はある音と言っていいと思う。改造費(代引き手数料込みの値段)約6万円の遊びとしてはこの投資は無駄ではないと思うが、あくまで僕の環境においてである。僕のようにWadia 170が軽々しい音と思っている人には効果が期待できるかもしれない。 僕は基本的に改造は好きではない。とくに元に戻せない改造は絶対にしない。殆どの場合、改良ではなく改悪になるからだ。と、一言付け加えておきます(2009/4/15) |
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・・・オーディオ雑記帳 7・・・