レコードの魅力


OFD25(現行機種)
CDの音がよいとか悪いとかではなくレコードがなぜこんなに魅力的なのか考えてみた。レコード再生にはターンテーブル、キャビネット、アーム、カートリッジ、フォノコード、ターンテーブルシート、スタピライザー、設置台、フォノイコライザー(プリアンプ)が必要だがこれらの組み合わせは無限に近い、また、それぞれの使い方(針圧など)でさらに音が変わる。つまり自分にとって心地よい音を追求できる。それもわずかの出費で・・・ここがCDとの最大の違いだと思う
どのようなプレーヤーであっても自分の技量で音がドンドン良くなるのだ。私も20年以上も同じプレーヤーを使い続けているがいまだに魅力を解き放っている
かつての名演を聞いているオーディオファンは音質の良いレコードでその名演を一度聞いてみると良い。オーディオがますますおもしろくなると思う
レコード再生で重要なのは年代によってレコード溝の幅が違うのでそれにあった針を使わないとせっかく音の良いレコードを聴いても宝の持ち腐れになってしまう。
5、60年代のジャズのオリジナル盤を最新の針で聞いても溝の底で踊っているだけで一番おいしい部分の中域の厚みが出ないことになる。とにかくレコードとプレーヤーをよく研究して自分の音を見つけてほしいと思う


decca 2


SMG212(初期型〕
極論かもしれないがCDの普及がオーディオが廃れた要因だと思っている
CDは音質の底辺を上げた。ミニコンポでも一昔前では考えられないくらい良くなった。音楽好きの人たちが音質を考えなくても良いくらい良くなった。その理由だ。けれど、CDによってハイエンドの音質は上がっていないのだと感じている。むしろ極上のCDの音は数分の一のアナログで達成できるのではないか?と思うことがあるが・・・CDの音質については次世代の音楽媒体が普及してから正しい評価がされると思う
CDでしか聞けない音楽が増えてきている今、その音質を語るのは無意味かもしれない