ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.2

高価ではないが珍しい?最近、見かけなくなったレコードを紹介したいと思っています。


imperial lp 9020

go man / sonny criss


一見、普通のジャケットだがどこが珍しいのだろう?じつはこのジャケットが2種類あることを知っている人は以外と少ない。もちろん2種類ともオリジナルUS盤である。ほとんどのものがスクーターのスタンドが降りている状態のジャケットだが左のようにスタンドが消えている物もある。ジャケの作りや盤はスタンドがある物と同じである

opera / willem breuker

フリージャズには手作りのジャケが多いためどれがオリジナル・ジャケットか解らないものも多い。右のジャケはオランダのI.C.P.と言うフリー専門のレーベルから出た1枚だがI.C.P.009番でのこの手作りジャケは珍しい(フリージャズを集めてないと解らないが)


I.C.P.009


Roulette SR-52003

BASIE / count basie

有名なルーレットのアトミック・ベイシーである。なにが珍しいの?と思うが、実はこの赤盤(red wax)はなかなか見ない。この頃の赤盤はカーボンが入っている黒盤よりも強度が弱いために傷に弱く、すり減りも早い、しかし材質の関係か全体的に黒盤に比べ聞きやすく、バランスも良くなっている。同じスタンパーでも材質によって音質が変わる一例である

ちょっと珍しいレコード・番外編(その3)

ここでアトミック・ベイシーが出たついでにオリジナル盤のお話をしますと、この頃のモノラル盤とステレオ盤とでは曲によっては別テイクが入っていることがある。有名なところではビル・エヴァンスのポートレイト・イン・ジャズがある。その他にもウォーン・マーシュのジャズ・オブ・トゥー・シティーズなどもあり、このアトミック・ベイシーもステレオ盤の方が2曲多い


riverside RLP12-315


riverside RLP1162


roulette R-52003


roulette SR-52003


imperial LP 9027


imperial stereo LP 12013

ちょっと珍しいレコード・番外編(その4)

またまた話はそれるが、20年以上も都内のレコード屋をウロチョロしているといろんなモノにぶつかる。これはジョン・レノンの15枚組のリトグラフ。当時、アムステルダムで限定販売されたモノらしいが詳しくは解らない。レコード屋のオヤジが面白いものはいってるよと出したのがこれ。5千円で購入した。それ以来、見たことがないので少しは珍しいのかもしれない。ジョンはまだ生きていたしオヤジさんの手元には20セットくらい有り、売るのに困っていたみたいだった。今から思うともう1セット購入しておけば良かった


裏にシリアルが入っている
400番台


普段は額に入れて飾ってある。
A2くらいの大きさ


United Artist UAJ 14003

Bill Evans / Undercurrent

左のラベルちょっとおかしいでしょ?じつはオリジナル盤はサックスラベルと呼ばれているものでこれは再発盤とされているもの。しかし不思議なのは溝があり(オリジナルにはない)盤が厚く、音質がオリジナル盤よりも良いのだ。スタンパーはオリジナルが機械打ち刻印、再発は手書き刻印、ジャケットはオリジナルと同じである。音質だけを取ると、とても再発盤とは思えない。両方所有しているがこちらが愛聴盤

Sonny Criss / at the Crossroads

ピーコック盤、ソニー・クリスのジャケットにはPLP-91と書いてあるが不思議なことにラベルはLP-91、PLP-91と2種類のナンバーがある。LPナンバーは盤が厚いが当時の剥離材が悪いのか、カゼをひいており、PLPナンバーは若干、盤は薄いがカゼはひいていない。LPナンバーがオリジナル盤とされているがハッキリとはわからない


PLP-91

ちょっと珍しいレコード・番外編(その5)

レコードを収集していると同じレコードでもオリジナル盤、再発盤、またそれぞれの国によってラベルが違うので見ているだけでなかなか楽しい。下のラベルは米・エピックと加・エピックの“PHIL TALKS WITH QUILL”だが、色が違うだけで雰囲気がかわる。(ちなみにスタンパーとジャケットは同じ)


アメリカ・エピック


カナダ・エピック

・・・・・ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.3へ続く・・・・・