ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.1

ジャズのオリジナルレコードは高価と思われているが一部の人気盤を除いては普通の中古盤の値段で手に入る盤も多い。高価ではないが珍しい?最近見かけなくなったレコードを紹介したいと思っている。廃盤屋に飾ってある高価なオリジナル盤より見かけることが少ないかもしれない


日本コロムビア PSS-46

モンク・イン・トウキョウ


内容的なことを言ったら超有名盤になる。しかし初版のジャケットを見たことのある人は以外と少ないのではないだろうか?15年前くらいまでは中古屋でよく見かけたが、最近はお目にかかったことがない
この初版ジャケットは美しいもので淡い色使いが、まるで水彩画を見ているようである。

特にvol.2などはモンクのジャケットの中でもピカイチではないだろうか。写真でその色がうまく出ればよいが現物を見れば、さらに驚くであろう。再発にこのジャケットが使われないのは残念だ


日本コロムビア PSS-47


東芝 7b-31(5564)

ジョニー・ソマーズの日本語版EPレコード


ジョニー・ソマーズといえばデビュー盤にアートペッパーが参加しているため有名だがその後、内気なジョニーなどのヒットで日本でも人気がでた。その時に東芝が特別に頼んで日本語で歌ってもらったものがこのEP。ジョニー・ソマーズのコレクターやヴォーカル・コレクターの最難関の1枚である
裏の解説を読むとアメリカで猛特訓をやったらしいが・・・とにかく日本に来たこともないのに日本語がうまい。珍盤の一枚であろう

charles mingus with orchestra

チャールス・ミンガスが日本で宮間利之&ニュー・ハードと吹き込んだレコード。何が珍しいかというと発売直後に版権の問題によりレコードが回収されてしまったために出荷枚数が非常に少ない。10年以上も昔の話だがアメリカのコレクターの間では一時、1000ドル以上で取り引きされていたらしい。
CDで再発されたが当時は非常に珍しく、出張帰りの友人から大阪の○○にあったと聴き、翌日の朝には東京から朝一番の新幹線に乗り、大阪に行っていた思い出がある


日本コロムビア NCB-7008


東芝Express EP-8010

セロニアス・モンク・イン・トーキョー


第二回、ニューポート・ジャズ・フェスティバル・イン・ジャパンより東京厚生年金ホールでの実況録音盤、A面がモンク・カルテットB面がモンク・宮間利之&ニュー・ハード
このレコードもミンガスと同じで版権問題から発売直前で回収されたため、こちらもミンガス同様数が少ない。後に東芝ファー・イースト・レーベルから再発売されたがオリジナル・ジャケットで見ることは少なくなった
この時期お得意の東芝の赤盤レコードである

Bill Evans/Piano Perspective

日本のテイチク・レコードがジョーカー・プロダクションと契約してレコードを十数枚出したが後に全て海賊録音と解り回収された。エヴァンスは2枚出ているが最後にジョーカーから出たこのレコードは極端に枚数が少ない。中古屋で出ると千円前後だが・・・エヴァンス・コレクターの間でも難しい部類のレコードに属す


Teichiku Joker USP-2074-KR


日本コロムビア YX-7085-N

steve lacy/distant voices

モダンジャズではないが75年、絶頂期のレイシーが日本で5枚ほど録音している。どれも好演奏で評価が高いが中でも一番出にくいレコード。共演者の影響で現代音楽のコレクターも捜しているのでますます入手困難だが普通の中古屋で出れば千円前後。専門店では値が張る
フリージャズの日本録音は全て珍しくなってしまうのでこの一枚だけ載せておく

黄色い長い道/ 秋吉敏子

レコード屋というよりも古本屋で見つけた1枚。50〜200円くらいで仲間が買っていたので昔は結構、古本屋にあったのだろう。このソノシート、本になっているので再生が意外と難しい。乗せ方にもよっては全体に波打つし音溝も結構太い。針圧の軽いものはダメだし、チップが細いとスカスカの音になる。昔の針で再生するとソノシート独自の柔らかい音になりなかなか雰囲気がよい。ここら辺の録音は菅野氏であると思うがソノシートとは思えないほどよい音だ


朝日ソノラマ別冊 B24


Spotlite SPJ152

JR monterose sample record

ロックと違ってジャズのサンプル盤は人気がないが中にはとても珍しいものもある。
これは英スポットライトのサンプル盤だ.。英レコード関係者が来日して宣伝のために配ったものだが版権の関係で英スポットライトから出ることはなかった。後にフレッシュ・サウンドから発売になったが・・・いちようジャケ無しだがオリジナル盤ということになる。\800だったが日本に2、30枚位しか無いのではないだろうか?

ちょっと珍しいレコード・番外編(その1)


今現在、ジャズに比べてクラシック・レコードはお宝の山のように思える。クラシック・ファンはCDに移る人が多いのとプレス枚数がジャズとは一桁以上違うので超人気盤を除いては\1000前後で購入できる。けっして高くはないが珍しい?盤も結構ある。一昔前のジャズのレコードのようである
右のレコードはヨー・ヨー・マの初期のレコードである。もしかするとデビュー・レコードかもしれない。先日、ジャズレコードを漁りにいったついでにクラシックコーナーを覗いたら新入荷のエサ箱に、千円でお釣りがきた
英リリタ・レコードから発売され、この番号のリリタでは珍しいデッカプレス。このようなちょっと珍しい?ものを最近よく見かけるのでクラシックも侮れない


Lyrita SRCS112


YKL-098

ちょっと珍しいレコード・番外編(その2)

犬も歩けばなんとやら
ジャズ以外いろいろなコーナーを見ていると面白いものを見つけることが多々ある。J-POPのコーナーにあったものだが今井美樹『Ivory』のサンプルレコード。
確かこれはCDしか発売されていないはずと調べてみたら有線放送局用に配られたものらしい。嫁さんのCDと比べてみると結構音質が異なる
レコードがCDに切り替わっていたこの頃のレコード収集が一番難しいかもしれない

・・・・・ちょっとめずらしい?じゃず・レコード盤??? Vol.2へ続く・・・・・